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土木用途

ヘチマロンの表面開口率(有孔管との比較)

ヘチマロンの表面開孔率は80~95%、有孔管の表面開孔率は15~20%程度です。

表面開口率
ヘチマロン
有孔管
80~95%
15~20%

周囲の土中の水が素早く管内に導かれます。

 有孔管では穴付近の土砂からの水しか入らず、穴から離れた部分の水は、穴までの長い距離の土の中を通って穴にたどり着きます。
ヘチマロンの場合、全表面に均等に流入口がある為、ヘチマロン周囲の水を含んだ土から、すぐに水がヘチマロン内に流入し、素早く排水されます。
有孔管
ヘチマロン

透水経路が長持ちします。

暗渠管の内部への土砂流入防止の為、周囲に透水フィルターを設置する場合

有孔管では、
小さな穴に集中して水が流れ込む為、表層部分に巻いた土砂止めフィルターの一部だけに土砂が堆積し、目詰まりを起こしやすくなります。特に周囲地盤から大量の水が浸出する場合、一部の穴だけに排水負担がかかり、水流流速が増し、周囲土砂が高速水流に引き込まれて穴表面に土砂が急速に集積し、目詰まりしやすくなります。
有孔管は目詰まりしやすい
ヘチマロンでは、
ヘチマロンの表面積全体を均等に活用して水を受け入れる為、流れ込む水流も有孔管の場合にくらべてゆるやかで、土砂の引き込みや過剰堆積も起こらず、透水経路が長持ちします。
ヘチマロンは目詰まりしにくい

ヘチマロンの耐圧性能

ヘチマロンはポリプロピレン樹脂繊維を熱溶着した強固な立体網目構造で、土圧を受けても歪みが少なく、内部空隙率も高い値を保持しており、土圧を受けても排水能力を保持できます。

丸型ヘチマロンの圧縮特性

マット型ヘチマロンの圧縮特性

ヘチマロンの排水性能

ヘチマロンは内部空隙率が高く、周囲地盤からの浸透水を素早く内部に導き、下流へと排水することが出来ます。
ヘチマロン1本で排水できる水量は下記の通りです。

例1.丸型ヘチマロン1210(直径10cm)

管勾配
1/10
1/100
1/200
1/250
3/1000
排水量(m3/時)
4.161
1.170
0.799
0.704
0.602

例2.マット型ヘチマロン230(幅20cm、厚さ3cm)

管勾配
1/2
1/10
1/100
1/200
1/300
排水量(m3/時)
6.916
2.813
0.777
0.527
0.420
さらに、丸型ヘチマロンで、ヘチマロン内部に網目のない円筒状の空洞を設けて、排水性能を高めた内部中空型もあります。
ヘチマロン
外径
内径
507
7 cm
3 cm
1713
12.5 cm
5 cm
2315
15 cm
7 cm

例3.ヘチマロン1713(外径12.5cm、内部中空部5cm)

管勾配
1/10
1/100
1/200
1/250
3/1000
排水量(m3/時)
12.70
3.775
2.623
2.333
2.006
他のヘチマロンも高い排水性能を持っております。
詳しくは技術資料を御請求下さい。
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